平成29年6月18日旭川トーヨーホテルにて旭川歯科医師会本会・道北口腔保健センター・旭川地域歯科医療連携室・旭川歯科学院の引継会が開催されました。当日役員改選があり各部署での引継事務分掌及び内容・現状と問題点・今後の方針について前任者から後任者へ伝達されました。当センターは、中坪副運営委員長から私薮下へ引継があり、今後のセンターの運営を運営委員ともども頑張りたいと思います。 (文責 薮下)
平成28年度道北口腔保健センター摂食・嚥下リハビリテーション症例検討会が、平成29年2月18日(土)14:00より旭川歯科医師会館大会議室にて開催されました。
参加者は、20数名で歯科医師、歯科衛生士、旭川市保健所、管理栄養士、言語聴覚士など多職種にわたり参加頂きました。
今回のテーマは、「食内容、食事形態」でした。基調講演は、旭川赤十字病院の長瀬先生より「共通言語としての嚥下調整食2013の活用」講演頂きました。現在の旭川赤十字病院と関連病院との食形態の統一と今後の課題等について発表頂き大変参考になりました。また、指導医の服部先生より「食形態と嚥下障害」と題して発達障害を有する小児から脳梗塞等による嚥下障害の高齢者までの食形態についてと嚥下内視鏡での状態について詳細に説明して頂きました。また、症例では、小児摂食障害について藤田先生、自院での訪問診療での摂食嚥下障害患者への対応について館先生、脳梗塞高齢者による摂食障害について岡先生が発表されました。今後も摂食・嚥下障害のある患者さんにリハビリテーションを行いたいと思います。写真は、発表頂いた長瀬先生、藤田先生です。 (文責 薮下)
会期:2016年9月30日~10月2日
会場:ソニックシティ(大宮)
(学会の動向)
今回日本障害者歯科学会の発表内容は、全身管理(歯科麻酔科)・摂食嚥下リハ・高齢者医療の分野の参加が全体の半数以上を占めていました。(以前は、小児障害者、基礎研究、地域医療、口腔衛生の発表が大半でした。)また、認定医の必須項目にもBLSなど救急蘇生の受講を義務付けていることから全身管理の必要性を重視しているようです。
(学会の参加にあたり)
発表内容は、障がい者治療、地域医療、全身麻酔(静脈内鎮静法)、摂食嚥下リハに分かれておりました。地域医療では、大学での治療に加え地域センターの役割の重要性・方向性についての発表が多かったです。
道北口腔保健センター運営委員 薮下 吉典
2016年9月23.24日 新潟朱鷺メッセにて上記学会に参加しました。
当センターからは、藤田運営委員長、矢口訪問歯科診療部門チーフ、薮下リハ部門チーフ、吉岡歯科衛生士主任でした。
大会参加者は、10,000人を超え大きな大会となりました。今回のテーマは、「摂食嚥下リハビリテーションの新たなる挑戦~これからの20年を考える~でした。シンポジウム、教育講演では、会場に入れず座ってモニターで聴衆する会員もおり講演数も年々多く、口頭・ポスター講演も多岐にわたっておりました。
私の今回のテーマは、在宅患者での摂食嚥下リハビリテーションをどのように歯科医師が関与するかでした。歯科医師が多職種との連携で係わることが常識をなった現在では、さらに情報の提供やお互いの連携をどのように取っているかを聞くことができ大変参考になりました。当センターでもこれからの診療に参考にしたいと思います。
(写真は、摂食嚥下指導医の舘先生、服部先生)(文責:薮下 吉典)
平成28年3月5日(土)午後2時30分より札歯口腔医療センターにて開催されました。
症例は、3症例。研修会は、北海道医療大学看護福祉学部の山田 律子教授による「摂食嚥下障害がある認知症高齢者の食支援~認知症の原因疾患を踏まえて~でした。
症例検討会は、①レビー小体型認知症②内視鏡検査(VE)③舌負荷訓練(ペコパンダ)に関する症例でした。摂食嚥下に関して札歯会員の50%程度が認知しているとのことで今後旭川でも周知されるよう努力します。
山田律子先生については、認知症と食事支援に関してご活躍されており、今後の認知症の方の食事支援について大変勉強となりました。